better119life/より良い暮らしの日記

自分・家族にとっての「より良い暮らし」について発信

男性の育児休業を取得する為にやったこと 3つ

今回は、私が「男性の育児休業」を取得するにあたり、事前にやったことを3つ紹介します。

 

< やったこと 3つ >

・自己申告制度で人事にアピール

・キャリア面談で上司にアピール

・定時帰宅キャラを確立

 

f:id:better119life:20211124140833p:plain

 

 

まず1つ目に「自己申告制度で人事にアピール」です。

 

私の会社では、自己申告制度があり、自身のキャリア形成について、人事部門に伝える手段があります。

 

長時間労働が続いていた私は、キャリア形成に意欲的なことを記しながら、プライベートな内容にも触れることで、上手いこと人事異動が出来ました。

 

具体的な方法としては、会社の人材育成方針を調べ、その「方針」+「自分の考え」を上手いこと組み合わせて書きました。

 

人材育成方針では、「入社10年以内の若手社員は、3~5年で人事異動をおこない、会社に関する様々な業務知識を吸収する時期」と書かれていたので、毎年、「早く色々部署を経験し、自己成長を加速させることで会社に貢献したい」などの綺麗事を書き並べていました。

 

と言うのも、2部署目までは長時間労働が続いていたため、まずは残業が少ない川上の部署に異動することが大切と考えたからです(水の綺麗な上流と海に近づくにつれ濁ってしまった下流を揶揄したものです)。

 

ここでいう川上とは、「計画・企画を立案する部署」のことです。

 

過去の2部署は、川上で考えられた計画・企画に基づき川下である「実行部隊」で実現化させていくのですが、川上に比べて川下はあまり良い人材がいません。

 

期限を守れない人、周りのことを考えれない人がチラホラいて、仕事が遅延し長時間労働につながるケースも多々ありました。

 

そんな時、川下から川上の部署に異動した同期の話を聞くと、川上の業務内容そのものは難しいが、良い人材が配置されているためフォロー体制もしっかり構築されていて、断然働きやすい」といったものでした。

 

そこで、川上部署に異動したいアピールを人事にしながら、介護・育児にも積極的に参加し、そこで得た知識・経験を業務上で発揮したいとプライベート面にも触れること数年、やっと川上部署への異動を果たせました。

 

次に2つめの「キャリア面談で上司にアピール」です。

 

川上部署に異動した1ヶ月目に、キャリア面談があったので、上司に対し「妻が妊娠したあかつきには、男性の育児休業を取得したい」旨を素直に伝えました。

 

私がアラサーということと、上司も若くてし第1子を授り奥さんに育児を任せっきりだったこともあってか、すんなりと受け入れてもらえました。

 

その後、異動1年目の冬に妻の妊娠が分かり、あらためて「男性の育児休業」を取得したいので、現在の2人1組の業務から、3人1組以上の業務に部署内で担当替えしてもらいたい旨をキャリア面談で上司伝えました。

 

その際、自分のことだけではなく、ペアを組んでいた後輩へも配慮してもらえるよう要望しています。

 

後輩もその部署で3年目であったこともあり、私が「男性の育児休業」を取得することで、異動が遅れることを危惧しました。

 

2人1組であれば、業務の情報共有も図りやすく、またどちらかが不在でも取引先などに迷惑をかけにくいといった利点がありますが、どちらか一方が休業・休職してしまうと話が別になってきます。

 

残された1人は、異動を希望していても、私の代わりに補充した人材に仕事を覚えさせるまで、異動が遅れてしまう可能性があります。

 

また、私の後輩ペアが異動し新たなペアと1年目の場合、仕事を教える側の私が途中でいなくなってしまうと、残されたペアに多大な負担をかけることになります。

 

私の意見が反映されたのか、仕事が回らないことを危惧したのか、上司は、私と後輩をそれぞれ3人以上の業務担当へ割り振り直してくれました。

 

加えて、アラサー社員の多い部署だったため、第2の私が現れるかもしれないとも思ってくれてたのかもしれません。

 

もし、現在の部署が激務で「男性の育児休業」の取得が難しいと思われている方は、上司に「部署内で業務担当を変更してもらえないか?」相談するのも一つの手だと思います。

 

最後に3つ目の「定時帰宅キャラを確立」です。

 

やはり男性の育児休業を取得するためには、仕事が滞りなく進んでることを上司・同僚に示す必要があります。

 

そのため、これまで以上に仕事の段取りを意識し、常に先回りして仕事を進めるようにしました。

 

異動1年目では、年間のスケジュール表があれど、実際にやってみないと分からない事が多く、経験がない分、前任者より時間が多くかかるものです。

 

幸いにも、私は異動2年目に私の希望で業務担当を変更してもらいましたが、1年間同じ環境で仕事をしていたこともあり、現在の業務の年間スケジュールや概要について、大まかに知ることが出来ていました。

 

その結果、妻の妊娠が分かって以降、残業時間がゼロとなり「定時帰宅キャラ」を確立することに成功したのです。

 

以上が、私が自分・家族にとって「より良い暮らし」を手に入れるために、育児休業取得前にやったことです。

 

「男性の育児休業」を取得されたい方にとって、こんな方法もあるんだと!と思ってもらえれば幸いです。