better119life/より良い暮らしの日記

自分・家族にとっての「より良い暮らし」について発信

男性の育児休業取得に至った考え

先日、第一子が産まれ、現在、育児休業開始日まで年休消化をしているところです。

 

そんな私が何故、男性の育児休業を活用しようと考えたのかここに記したいと思います。

 

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【 主な理由 3点 】

・妻と『一緒』に子育てをしたい

・人生100年時代に少しぐらい休んでも良いのでは

セミリタイアを経験してみたかった

 

まず初めに、「妻と『一緒』に子育てをしたい」と素直に思いました。

 

私と妻は共働きです。

 

そのため、結婚後も二人で協力しながら、仕事・家事の両立を図ってきました。

 

子供が産まれたからといって、育児休業を取得する妻1人に夫婦2人の子供である「我が子」の育児を押し付けらないと妊娠前から漠然と考えていました。

 

また、妻のお母さん(私からすると義母)は、妻が大学4年生の時に病気で他界しており、私が男性の育児休業を取得することで、少しでも心配事が減らせれたらと思い、育児休業を取得したと考えました。

 

次に「人生100年時代に少しぐらい休んでも良いのでは?」と考えたからです。

 

私は、新卒で入社して約10年間に3回の人事異動を経験しています。

 

最初の部署も2つ目の部署も残業の多い業務担当でした。

 

< 最初の配属先 >

最初の部署では、若手社員が面倒な業務を担当する謎な慣習があり、私と私の教育係の先輩Aと2人1組で遅くまで残業していた記憶があります(他の業務担当の先輩社員は、業務量にゆとりがありそこまで残業することなくサクッと定時帰りでした。)。

 

その後、教育係の先輩Aが異動し、先輩Aと同じ役職の社員Bが異動してきました。

私は勝手にその社員Bも私と同じ面倒な業務を覚えて苦楽をともにしてくれるのだろうと淡い期待を持っていました。

 

しかしながら、面倒な業務経験の長い私がメインとなり、社員Bがサブで一緒に業務を覚える筈が中々覚えてくれず(覚える気がない?)、私が異動するまで苦労したのは苦い思い出です(同じ業務を担当しなければ、陽気な先輩で楽しい方です…)。

 

< 2部署目 >

また、2つの目の部署では、役職が上がったタイミングでの人事異動ということもあり、その部署では中堅扱いとなりました。

 

同期のポジションを引き継ぎということになり、業務を引き継ぐのですが、業務範囲が広く、すぐには理解が追いつかず、苦労した記憶があります。

 

また、その部署は、私が異動する数年前に2つの課が統合されていたため、私が業務を引き継ぐ際には、同期Cの業務、同期Dの業務の両方を引き継ぐ羽目になっていました。

 

何故、同期2人が数年かけてモノにした業務を、異動した直後の私に同等の仕事ぶりを求められるのか、頭の中がモヤモヤしたのは、これまた苦い経験です。

 

加えて、その部署で30年ぶりに事業を見直すといったイベントがあり、先輩社員Eとペアを組んでやることなったのですが、仕事に嫌気がさしていた先輩社員Eは、早期退職をしてしまいました。

 

理由を聞くと、ローンも完済し、下のお子さんの大学進学も決まり、もう大きな支出もないから細々とやっていけば良いといったものでした。

 

当時の私は『アーリーリタイア』といった言葉を知りませんでしたが、『経済的自立』をしていた先輩Eは、自分の意思で「働くか」「働かないか」を自由に選択出来る状況にあったんだな~、と後々気づくことになります。

 

その後、1人で業務を抱え込むことになった私は、1部署目と同様に残業地獄に陥ります。

 

< 3部署目(現在) >

現在の部署は、過去2部署の残業地獄を人事部門が考慮してくれたのか、残業の少ない業務が割り振られました。

 

そこで今が妊活のチャンスと考えた私は、妻と子作りに励みます。

幸い異動1年目の冬に妻が妊娠初期であることが分かり、上司に育児休業を取得したい旨を伝え、さらに新年度からは現在の2人1組の業務から3人1組以上の業務への担当替えも要望しました。

 

また、新型コロナウイルス感染症の影響により、会社でもテレワーク等の新たな働き方に寛容になっていたことや、異動2年目には要望通り4人1組の業務になったことで、より育児休業が取得しやすい環境になりました。

 

長々と現在・過去の部署について記しましたが、長時間労働で頭が狂いそうになった経験のある私は、「人生100年時代なんだし、1年ぐらい休んでも良いのでは?割合に戻したら、100%中、1%しかないんだし」と都合よく自己解釈したことにより、思い切って男性の育児休業に踏み切りました。

 

最後に3つ目の「セミリタイアを経験してみたかった」です。

 

長時間労働の疲れで、土日も自宅で寝てばかりいた私は、いつの間にかお金がどんどん貯まって行くようになりました。

 

一方で、残業代=時間の切り売りと考えると、自分は何のために働いているのか…自分にとって『より良い暮らし』をするために働いている筈なのに、会社の奴隷(生きていくために必要な給料と疲れた体を回復するための賞与をもらうだけ)になっているのではないか、とふと思いはじめたのです。

 

また、当時は「過労死」「ブラック企業」という言葉が盛んに飛び交っていたので、どうにかしてこの現状から抜け出したいと思い、本・ブログ・動画などから解決策を求めていました。

 

そして、『経済的自立』というキーワードにたどり着きます。

 

まだ、家族3人分の生活費25年分の資産(預貯金・株式等の金融資産)は築けていませんが、自分1人であれば『経済的自立』が出来そうなところまで、資産が増えているところです。

 

そこで、私は男性の育児休業を取得することで、育児休業手当・児童手当という名の『不労所得』を得ながら「セミリタイア」の疑似体験が出来るのではないかと考えました。

 

加えて、育児休業中にブログ・Twitterを始めることで、副業の疑似体験も出来ます。

 

以上の3つの理由から、①純粋に妻と育児をしたい、②長時間労働で仕事への考え方が変わった、③経済的自立をしたいを結びつけていくと、自ずと『男性の育児休業』が魅力的に見えてきたのです。

 

最後の2つの考え方については、自分の親世代である50代・60代の方々には、受け入れがたい内容かもしれませんが、これが私の「男性の育児休業取得に至った考え」であり、自分・家族にとっての『より良い暮らし』につながると考えました。

 

よろしければ皆さんの意見をお聞かせください。

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